ダーツを投げる先にあるのがダーツボードですが、このダーツボードには大きく分けて2種類あります。それがタイトルにも記載されている通り「ソフトボード」と「ハードボード」です。
名称からわかるように、ソフトダーツに使うのがソフトボード、ハード(スティール)ダーツに使うのがハードボードとなります。同じダーツに使うボードですが、規格やルールが少し異なっているのでそれぞれを詳しく解説していきます。
ソフトボードとは?
ソフトボードとは、ソフトダーツ専用のダーツボードです。
日本ではハード(スティール)ダーツよりもソフトダーツの方が主流であることから、一般的に前置きなくダーツボードというとソフトボードのことを言う場合が多いです。
ソフトボードは、ビットと呼ばれる穴が空いており、ソフトダーツの先端についているソフトティップがこのビットに入ることによってダーツボードにダーツが刺さります。刺さったエリアによって得点が決まります。ボードはプラスティックのため絶対にハード(スティール)ダーツは投げないでください。
ソフトボードの特徴は電子ダーツボードが多いことです。
電子ダーツボードとは、ダーツがダーツボードのどこに刺さったかを自動で判別してディスプレイに得点を表示してくれるダーツボードのことです。
電子ダーツボードの利点としては得点計算を自動で行ってくれることや、得点などによって得点だけでなく演出を表示できること、01やクリケットだけでなくパーティーゲームと呼ばれる様々な遊べるゲームができることなどがあります。ダーツバーやダーツショップ、漫画喫茶などお店においてあるダーツ台はほとんどこのソフトボードの電子ダーツボードとなります。
お店ではなく、家庭用のソフトボードも電子ダーツボードが数多く販売されています。
自宅で友だちや家族とダーツを楽しむときに、自動で得点を計算してくれる、盛り上げるゲームや演出を表示してくれる電子ダーツボードは重宝します。電子ダーツボードにも種類があり、特徴によって値段も様々なものがあります。例えば、有名な電子ソフトダーツボードとしては「グランボード」シリーズや「200S
」があります。
ハードボードとは
ハードボードとは、ハードダーツ用のダーツボードです。
ソフトティップと違い硬い素材(多くは麻)でできており、先端が金属となっているハード(スティール)ダーツを主に投げます。普段はソフトダーツを投げる人向けにソフトダーツに取り付けることができる金属製のティップ(コンバージョンポイント)もあります。
ハードボードの場合、電子ダーツボードは数が少なく、家庭用ではunicornから発売されている「スマートボード」しかありません。しかし、ダーツバーやダーツショップなどの店舗用では2019年からFIDOダーツが伸びていることから、今後家庭用ダーツボードでも電子ハードボードが増えていくかもしれません。
このため、基本的にはハードボードは自分の頭で数字を計算していきます。すべてを覚えながら計算するわけではなく、ラウンド中は自分で計算して、ラウンドが終わるごとに黒板やホワイトボードに得点を記載していきます。
特によく使われるのがunicornのハードボードです。PDCの大会においても使用されており、価格もエクリプスであれば約1万円からとお手軽です。
ソフトボードとハードボードの違い
ソフトダーツとハードダーツを比べたときに大きく違う2点として「距離」と「大きさ」があります。ソフトダーツで使うダーツボードの方が大きく、そして距離が遠くなっています。ブルまでの高さはどちらも173cmで同じです。
家庭用ハードボードの選び方については、他の記事で詳しく説明していますので「何を買えばいいか悩んでいる」という方はぜひ参考にしてみてください。
