新型コロナウィルスの影響により、全国のダーツバーが営業自粛、休業となっています。
ダーツでは、対戦前・対戦後にグータッチやハイタッチ、握手など直接的に触れ合うことが多く、またダーツ台を共有することにより間接的に感染する可能性もあり、飲食営業の中でも感染リスクは高めです。このため、休業は致し方ないと思います。しかし、ただ休業を続けてしまえばそのまま廃業という流れになってしまいます。いつまで続くかわからない休業要請。各店それぞれが最大限の努力を続けていますがそれでも限界があります。
そこで登場しているのが「クラウドファンディング」を使用した支援です。
行きつけのダーツバー、行ってみたいと思っていたダーツバーがクラウドファンディングを活用しているのなら、支援してみるのはいかがでしょうか?全国複数のダーツバー共同のプロジェクトもあります。
▼クラウドファンディングの説明不要の方はこちら(ダーツの支援先リンク)

クラウドファンディングとは?
クラウドファンディング – CAMPFIRE (キャンプファイヤー)
クラウドファンディングとはインターネットを利用した資金調達の方法です。プロジェクトを企画し、そのプロジェクトを支援したい人が投資することができます。多くの場合、投資した人にはプロジェクトからリターン(お礼)があります。
①まず初めに企画者がプロジェクトを立ち上げます。このとき、目標金額はいくらか、どのような集め方をするか(All-inまたはAll-or-nothing / 後述)、1口いくらにするか、そのリターンはどうするか、などを決めて公募を始めます。
②支援したいプロジェクトがあった場合、気に入ったリターンのある金額に応募します(支援者)
③目標金額達成、またはAll-in形式の場合にクラウドファンディングの運営会社を通して支援者から企画者に支援金が渡されます。
④企画者から支援者にリターン(お礼の品)がメールや郵送などあらかじめ定めた方法で届きます。
社会的に意味のある研究、短期的には利益の上がらない研究など、銀行や企業から支援を受けにくい研究を行うときに資金を募る、ベンチャー企業が新製品を出す際に開発費・製造費が足りないので資金を募る、民間ロケットを打ち上げるための費用を募る、など様々な理由でプロジェクトが立ち上がっています。
今回の新型コロナウィルスによる経済的影響の打開策の1つとしても大きく注目を浴びており、ダーツ関連に限らず様々な支援プロジェクトが立ち上がっています。
クラウドファンディングで覚えておくべきこと
クラウドファンディングは気軽に投資・支援できる仕組みですが、最低限覚えておかなければいけないことがあります。
あくまで投資・支援であるということ
クラウドファンディングは投資や支援と呼ばれるものであり、商品を購入するということではありません。
投資にしろ支援にしろ、商品を購入することとは違い、支払った分に対して確実にリターンがあるわけではないことを理解しましょう。ときには0になることもあります。クラウドファンディングは、支援する前に明確にリターンが提示されていますがそれでも100%確実にリターンが手に入るわけではないことを理解しましょう
例えば・・・
・新商品開発に支援した場合、開発に成功したらその商品をもらえるというので支援したが開発に失敗した。
・新店舗出店に支援したら、そのお店で使える商品券をもらったが、いく前に店が潰れた。
などが考えられます。あくまで支援と考え、応援したいと思えるプロジェクトを支援するのが良いでしょう。
All-in形式とAll-or-Nothing形式
プロジェクトの資金の募り方には主に「All-in」と「All-or-Nothing」という2つの型式があります。どちらの型式なのかしっかりと確認してから支援するようにしましょう。
クラウドファンディングは1社だけではない
クラウドファンディングを行う(募集・支援できる)サイトは1つだけではありません。この記事では国内大手であるCAMPFIREを紹介していますが、この他にもMakuakeやREADYFORなどが国内大手として存在しています。
各社特徴があり、得意とする分野や手数料などが違っています。もちろん、登録されているプロジェクトも異なっています。支援する場合も登録が必要なため、支援したいプロジェクトがあるサイトに会員登録するようにしましょう。会員登録は無料の場合が多いため、いろいろなサイトに登録しておくのも良いでしょう。
大手以外でもジャンルに特化したクラウドファンディングサイトもあります。またサイトを通さず自社で独自にクラウドファンディングを募るケースもあります。ただし、詐欺などもありますので慣れないうちは大手サイトを通して支援すると良いでしょう。
新型コロナウィルスによるダーツバーの支援プロジェクト
ここからは新型コロナウィルスを乗り切ろうと立ち上がっているダーツバーの支援プロジェクトを紹介したいと思います。現時点ですでにいくつかのプロジェクトが存在しております。ダーツバー単体で行なっているものから、複数のダーツバーが共同で行なっているものもありますので、地元のダーツバーや行ってみたいと思っていたダーツバーがありましたら支援してみてはいかがでしょうか?
実際にあるプロジェクトをいくつか紹介します
全国休業ダーツバー支援プロジェクト

コロナ感染拡大の防止のため、全国でほとんどのダーツバーが休業しています。収束後にもう一度活気を取り戻せるように、この時期を耐える為の支援を皆様のお力を貸して頂きたいです。支援金は参加店舗に均等に分配致します。この取り組みが全国に広がることを願ってます。
引用:全国休業ダーツバー支援プロジェクト 維持費支援を是非お願いします‼︎ – CAMPFIRE (キャンプファイヤー)
現在、54店舗が参加している大規模プロジェクトです。
こちらは、全店舗に均等に配分される支援方法と、各店舗を指定して支援する方法が用意されており、選ぶことができます。均等配分ではプロジェクトオリジナルグッズなど、個別支援ではその店舗の御飲食券(支援金の110%)がリターンとして提供されています。
1口3000円〜30000円。よく行くダーツバーが参加している場合、支援金額以上の御飲食券がもらえるのでお得とも言えます。リンク先に全参加店が記載されているのでよく行くダーツバーも参加していないかみてみてはいかがでしょうか?
※全国には同盟店舗があります。参加店記載の店舗名はリンクとなっていますのでリンク先にて対象の店舗かご確認ください。
※仮に閉店などなった場合、御飲食券は無効となる可能性があります。
本格的なお酒が楽しめるダーツバーを辞めたくないっ!!

今回このページを開いていただいてありがとうございます。
私は川崎市中原区武蔵新城でお店を経営している傳田剛太郎と申します。2019年2月にオープンして本格的なカクテルやウィスキーなどを楽しめるダーツバーを経営しております。
念願の独立を果たし、ウイスキー好き、ダーツ好きのお客様やスタッフの協力を経て一年が経ちようやく軌道に乗り始めたところでした。
緊急事態宣言を受け営業自粛という判断をしましたが、沢山のお客様のコミュニティ、スタッフの生活。それらを無くしたくない思いで今回のプロジェクトを立ち上げようと思いたちました。
こちらは川崎にあるダーツバーが単独で行なっている募集です。
こちらは1000円〜120000円までと幅広く募集しています。上記のプロジェクトと同じく御飲食券(支援金の110%)があり、他に期間限定の投げ放題などがあります。
CAMPFIRE検索「ダーツ」
上記で紹介した2件以外にも、ダーツバーではないけどダーツ台を置いてあるお店の募集が多くあります。現時点ではCAMPFIREに多くの案件が上がっていますのでぜひ一度ご覧になってみてください。今後、増えていく可能性があります。

そして、休業してしまってどうしようか悩んでいるオーナーの方もいましたら、一度クラウドファンディングという手を考えてみてはいかがですか?