ダーツを楽しむために守るべきマナーがあります。
ダーツショップやダーツバーでプレイする人は、スタッフや一緒に対戦する機会のある常連の方が徐々に教えてくれますが、漫画喫茶などで台占有の投げ放題でしかプレイしない場合、あまりプレイするためのルールやマナーを身につける機会がありません。
地域による差も多少はありますが、基本的なマナー違反をまとめたのでしっかり覚えてぜひ守るようにしましょう。
野球投げ
ダーツにおいてNGとされる行為の代表格が野球投げです。
これは漫画喫茶などのスタッフが近くにいない環境においても張り紙などで注意されているため、知っている人は多いと思います。また見かけるとスタッフだけでなく、ダーツ経験者の別の客からも注意を促されることがあるくらい禁止行為です。
野球投げとは、振りかぶって思いっきり投げることです。ダーツボードに向かってダーツを思いっきり叩きつけるように投げる行為を野球投げと呼ばれています。
なぜ禁止されているかというと、ソフトダーツボードが割れる(傷む)からです。ソフトダーツボードはプラスチックのような柔らかい素材でできています。ティップよりは硬い素材となっていますが、普通にプレイしていても少しずつ削れたりして傷んでくるため、定期的に交換します。
野球投げをするとダーツに勢いがつくため、ダーツボードに当たった時の衝撃が大きくなります。これにより通常ダーツを投げるよりもダーツボードへのダメージが大きくなります。ダメージを与えて傷むだけではなく、盤面を割ってしまうこともあります。絶対にやめましょう。
指押し
指押しとは、ダーツを投げないでダーツボードの得点エリアを指で押す行為です。ダーツを投げないで指押しするので思うがままの得点にすることができます。そもそもダーツをプレイすらしてないNG行為です。
お店で対人戦するときに指押しする人はまずいませんので、指押しが行われるのはオンライン対戦となります。対人戦で指押しをしようとすれば対戦相手からまず止められるでしょう。
また漫画喫茶やゲームセンターなどで行われることが多いです。このような投げ場はスタッフが常駐しておらず目が届かないため、マナーもなくやりたい放題になりがちです。ダーツショップやダーツバーでは指押ししようとするプレイヤーがいればスタッフに止められるでしょう。
負けるのが嫌なのか、打てなくてレーティングが下がるのが嫌なのか、それともただ単に遊び半分の悪ふざけなのかわかりませんが、定期的にオンライン対戦の指押しは話題になります。やっている人はバレないと思ってやっているのかもしれませんが、最近のダーツ台は対戦相手とともに盤面も映るようになっているため、指が画面に映ってバレます。
最近は指押し行為は画面越しに撮影されて顔つき・カードネーム付きでSNSで晒されることもあります。絶対にやめましょう。
くわえタバコでのプレイ
全国的に禁煙の流れがありますが、ダーツバーなどは喫煙可能なところが多く、ダーツプレイヤーの喫煙率は一般よりも高いと言われています。ダーツを投げている合間にタバコを吸ったり、またリーグやトーナメント戦では時間があると思ってタバコを吸っていたら順番が回ってくるということもあります。
このとき、タバコをくわえたままスローラインに入るのはやめましょう。タバコは消すか、席の灰皿に残してきてください。
場所によって、スローラインに持ち込むのが禁止か、あるいはゲーム中(対戦中)は禁止としている場合もあります。投げて相手のターンに吸うのも良しとしない場合がありますので、できればゲーム中はタバコを吸わないようにしましょう。
くわえタバコと同様に、スローラインへのフードの持ち込みも基本的にはNGです。食べながらダーツをプレイするなどは控えるようにしましょう。
ダーツの連続プレイ(場所による)
ダーツを連続でプレイすることも場所によってはマナー違反となるので注意しましょう。
マナー違反となるのは台共有型の投げ場の場合です。ダーツの投げ場は、ダーツ台を共有して複数のお客様が使うお店と、ダーツ台を占有して1組のお客様が使うお店があります。ダーツバーやダーツショップでは台共有となっている場合が多く、漫画喫茶などは台占有となっていることが多いです。
台占有の場合は自分たちが使うだけですので連続プレイしても問題ありません。ガンガン練習していきましょう。ただし、台共有の場合は自分たち以外にもダーツをプレイしている人が待っているかもしれません。このため、他にお客さんがいる場合は投げ終わったら一旦席に戻って周りの様子を伺うか、連続プレイしたい場合は投げる人がいないか声掛けで確認してから始めましょう。